第36回研究会(2015年9月14日)気象情報の新時代

このプログラムは終了しました

2015年9月14日 第36回研究会

日時 2015年 9月14日(月) 14:30~17:10
(意見交換会 17:30~19:00)
場所 ハーモニアス・コンピテンス・センター
(東京都港区港南二丁目16番1号 品川イーストワンタワー13階)

プログラム

開会挨拶 (14:30~14:40)


『ひまわり8・9号がひらく新しい気象学』(講演 14:40~15:40)

テレビの気象情報などでもおなじみの静止気象衛星「ひまわり」は、30年以上にわたって運用され、貴重な観測データを届けています。本年7月に運用を開始したひまわり8号は、その後継衛星であるひまわり9号とともに、最先端の観測技術を有する放射計を搭載し、米国や欧州などの他の次世代静止気象衛星に先駆けて運用を開始したことから、国際的にも注目されています。 今回の講演では、ひまわり8号・9号の概要について報告するとともに、ひまわり7号の約50倍にもなるそのビッグな観測データを利用した新しい気象学の可能性についても紹介します。

講演者

講師

別所 康太郎
気象庁 気象衛星センター データ処理部
システム管理課長

プロフィール

1967年 三重県生まれ
1991年 気象大学校卒業、高知地方気象台赴任
1993年 気象庁観測部
1996年 気象研究所台風研究部
2010年 気象庁観測部観測課 観測技術管理官
2012年 気象庁観測部計画課 調査官
2013年 気象衛星センターデータ処理部 システム管理課長

(休憩 20分間)


『気象データの可視化と新たな表現について』(16:00~17:00)

気象データの可視化とビッグデータのマッシュアップによる新たな表現への挑戦。NHKスペシャル「震災ビッグデータ」で開発を始めたビッグデータをリアルタイムに表示するシステム「NHKデジタルアース」を利用し、災害時に発生し得るリスクを最小限に抑えるため、より大量のデータをより速く、より分かりやすく表現することを目指している。昨年より、リアルタイムに取得した気象データとビッグデータをマッシュアップする実証実験を開始し、防災・減災につながる新たな表現を検証中である。本講演では、この取り組みについて紹介する。

講演者

講師

鈴木 聡
日本放送協会 放送技術局 制作技術センター
番組制作技術部 CGIスーパーバイザー

プロフィール

1997年奈良工業高等専門学校情報工学科卒業 同年日本放送協会に入局。大阪放送局を経て、2001年から放送技術局で選挙システムやCGシステムの開発・CG制作を行う。最近では、NHKスペシャル「震災ビッグデータ」などで利用されているリアルタイムビッグデータ可視化システム「NHKデジタルアース」の開発を中心にCGIスーパーバイザーとして活動している。

閉会挨拶 (17:00~17:10)


意見交換会 (17:30~19:00)