第27回研究会(2010年9月14日)電子書籍の現在 そして未来

このプログラムは終了しました

2010年9月14日 第27回研究会

日時 2010年 9月14日(火) 13:00~17:30
(意見交換会 17:30~19:00)
場所 日立マクセル本社ビル 2Fホール
(東京都千代田区飯田橋2-18-2)

プログラム

開会挨拶


『電子的な出版流通と高等教育』(基調講演 13:10~14:10)

講師

土屋 俊
千葉大学 教授・総合メディア基盤センター長

プロフィール

前回のHAS研講演は第5回(平成7年、1995年) でした。
隔世の感がありますが、それ以降、千葉大学総合情報処理センター長、同附属図書館長を務めて現在に至ります。



『電子書籍とデジタル読書』(講演 14:10~15:10)

講師

植村 八潮
東京電機大学出版局 局長
日本出版学会 副会長

プロフィール

植村八潮(うえむら,やしお)
東京電機大学出版局・局長
博士(コミュニケーション学)
IEC(国際電気標準会議)TC100/TA10(電子出版)マネージャー
日本出版学会 副会長


(10分間休憩)



『iPadにみる電子書籍グローバル先進事例』(講演 15:20~16:20)

講師

林 信行
ITジャーナリスト 兼 コンサルタント

プロフィール

1980年頃からアップルの動向に関心を抱き1990年から本格的な取材活動を開始。同社の技術的な取り組みやものづくりの姿勢、経営、コミュニティづくりなど、多方面にわたって取材を続けてきた。グーグルやブログ、SNSなどの動向についても多くの記事を執筆。著書に「iPhoneショック」「iPadショック」(ともに日経BP社)など。



『デジタルデータの恒久的ストレージ技術~知と文化の億万年記録を目指して~』
(日立からのご紹介 16:20~16:50)

概要

現代のデジタルストレージ技術は、アクセスの利便性に優れるが、恒久的なデータの保存には課題が多い。頑健な媒体、再現容易な読出し方式、メンテナンスコストの低い保管を兼ね備える技術の候補として、石英ガラスの内部にフェムト秒レーザで17層に刻印したテストパターンをLED照明を用いた断層撮影で読み出すという実験を行なった。小規模データによる原理的な実験ではあるが、高温アニールによる加速実験結果は、室温における寿命が、10万年を超える可能性を示唆している。

講師

渡部 隆夫
株式会社日立製作所 中央研究所
先端ストレージ研究部 主任研究員



『次世代光ディスク向け位相多値技術』
(日立からのご紹介 16:50~17:20)

概要

光ディスクの大容量と高速データ転送を実現する位相多値記録再生方式を考案しました。基本概念はマイクロホログラムとホモダイン検出を用いた位相多値の融合方式です。また、原理実験により位相8値変調の位相値の再生と,光強度ノイズ耐性の特長を実証しました。

講師

渡辺 康一
株式会社日立製作所 中央研究所
先端ストレージ研究部 主任研究員



閉会挨拶

意見交換会 (17:30~19:00)