第24回研究会(2009年3月6日)グリーンITの展望と課題

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2009年3月6日 第24回研究会

日時 2009年 3月6日(金) 13:30~17:30
(懇親会 17:30~19:00)
場所 マクセル東京ビル 2Fホール
(〒102-8521 東京都千代田区飯田橋2-18-2)

プログラム(敬称略)

開会挨拶(13:30~13:40)



『低炭素社会を目指すグリーンIT』(講演 13:40~14:40)

環境問題がクローズアップされる中、グリーンITが注目されている。
ITは社会すみずみに浸透して生活の高度化や利便性の向上に寄与しているが、情報量の増大による消費電力増大も懸念されている。
経済発展と環境保護の両立に向けて、政府は「グリーンITイニシアチブ」を立ち上げてグリーンITを促進しており、産業界は「グリーンIT推進協議会」を立ち上げて活動を開始した。低炭素社会実現に向けたグリーンIT推進協議会の活動を報告する。

講師

亀尾 和弘
グリーンIT推進協議会 運営委員会 委員長
株式会社日立製作所 情報・通信グループ経営戦略室 渉外担当本部長



『空調環境コンサルティングAirAssistと日立モジュール型データセンタ(HMDC)』(講演 14:40~15:40)

空調環境コンサルティングAirAssistとは、データセンタの空調環境の評価および改善・最適化するためのコンサルテーションサービスである。

このコンサルを行うために、独自開発した流体シミュレーションソフトを利用している。さらに、今回このAirAssistを用い、ラック型空調機、水冷リアドアといった局所冷却装置やIT機器を、冷却効率が最大になるようにモジュール(パーティションで囲った小部屋)内に最適配置し、従来設備比で消費電力を最大27%、設置面積を最大75%削減できる日立モジュール型データセンタ(HMDC)を開発した。本講演では、AirAssistの実例やHMDCの省エネ、省スペースなどのメリットがいかに実現されているかを紹介する。

講師

古谷野 宏一
株式会社日立製作所 エンタープライズサーバ事業部
サービスビジネス本部 省電力プロジェクト推進室 主任技師



(20分間休憩)



『ネットワークのグリーン化の新しい流れとアラクサラネットワークスにおける取組み』
(講演 16:00~17:00)

現在もっとも注目されているIT技術のひとつにグリーンITがある。情報インフラによって消費される電力の比重は年々高まっており、情報インフラの省電力化は非常に重要な課題である。

本講演では、ネットワーク機器の省エネ化技術の動向や政府による法制化の動向について解説する。さらに、従来の省エネ技術の枠を越えた新しいコンセプトである「アラクサラネットワークスのダイナミック省エネ」について紹介する。

講師

林 剛久
アラクサラネットワークス株式会社 CTO



平成20年度総会(17:00~17:20)


閉会挨拶


懇親会 (17:30~19:00)